このたび北海道地理学会では論文賞を設けることになりました.
候補者は受賞決定の段階で1年以上学会に所属している,現役の会員です.
<2017年北海道地理学会優秀論文賞>
<2017年北海道地理学会優秀論文賞>
- 澤柿 教伸(法政大学)
対象論文:2011年・第86巻:澤柿 教伸・ダモダール ラムサール「デジタル三次元空間における実体視地形解析へのステレオスコピック技術の応用」
本論文は,地形という地理空間情報に関する新しい解析手法の提案を行い,衛星画像と空中写真を合わせて過去40年にわたる多時期ステレオ画像を取得可能にしたものである。ステレオ写真判読という,地形学が伝統的に行ってきた解析手法に対しても要求水準を上げ,ITの積極的活用を促進する可能性を秘めた論文として評価したい。
- 水木 千春(三重大学)
対象論文:2011年・第86巻:水木 千春・平川 一臣「2011年3月11日東日本大震災発生時における北海道日高・十勝沿岸域住民の津波に対する意識と避難行動」
東日本大震災直後の貴重な資料をあつかった論文である。独自性の高い資料を用いた防災研究として評価したい。
2018年北海道地理学会優秀論文賞 |
優秀論文賞 |