2025年度 北海道地理学会 春季大会および総会のお知らせ(第1報)
共催:札幌地理サークル、北海道高等学校地理教育研究会、北海道教育地図研究会
日時 2025年6月28日(土)〜29日(日)
6月28日(土)午後からは北海道地理学会・人文地理学会(特別例会)共同企画となります。
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6月28日(土)
会場 かでる2・7
形式 対面のみ
午前(9:00〜12:30):一般研究発表・総会
午後(13:30〜):北海道地理学会・人文地理学会(特別例会)共同企画
シンポジウム アイヌ文化を考える
懇親会(定員30名予定 費用は参加者負担)
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6月29日(日):北海道地理学会・人文地理学会(特別例会)共同企画
バス・エクスカーション
コース:札幌〜平取町二風谷コタン〜新千歳空港・札幌
定員30名予定(費用は参加者負担)
<研究発表申し込み>
1人の発表時間は15分,質疑は5分の予定です。
*応募多数の場合、発表時間等について調整をお願いすることがあります。
発表ご希望の方は下記フォームでお申し込み下さい。
締切:5月9日(金)18:00(例年より締め切りが早いのでご注意ください)
>>>発表申し込みフォームへ
<春季大会/特別例会:シンポジウム・懇親会・バスエクスカーション 参加申し込み>
5月連休明け 人文地理学会HPより申込願います。
懇親会・バスエクスカーションは定員に達した場合、締切前でも受付を終了します。
【問い合わせ先(集会委員会/共催 特別例会担当)】
菊地 達夫(北翔大学短期大学部)
E-mail:chiri * hokusho-u.ac.jp *はアットマークへ変換願います。
■ 書香の森 企画展示
写真展「北緯43度線を辿って:多文化都市トロントにおける移民街の情動」
企画責任者:高橋昂輝(北海道大学大学院文学研究院・准教授)
後援:札幌市,札幌市教育委員会,北海道新聞社,北海道地理学会,在日ポルトガル大使館文化部
会場:北海道大学文学部1F「書香の森」展示スペース
会期:2025年3月21日(金)〜2025年5月30日(金) 9:00〜17:00
入場料:無料
企画説明:
本展示は,札幌と同じ北緯43度線上に位置する都市,カナダ・トロントの移民街に関する写真展です。イギリスの公共放送局BBCによると,トロントは世界一の多文化都市とされ,総人口のおよそ2人に1人を移民が構成し,市内には200以上のエスニック集団の人々が共に暮らしています。
私は,これまで10年以上の間,トロントの移民街でフィールドワークを基盤とする人文地理学的な学術研究を続けてきました。その成果として,2025年3月に「多文化都市トロントにおける移民街の揺動:ジェントリフィケーション・私的政府BIA・ローカル政治」(日本地理学会・出版助成図書)を明石書店から刊行することになりました。
この写真展は,本書にとってのサイドストーリーのような位置付けにあり,これまでに取り組んできた論文・学術書の執筆等を通じた,学術表現から「こぼれ落ちる」移民街を舞台とする人々の営みや情緒に特に焦点を当てています。展示空間は,学生・院生と共に,拙いながらも丁寧に作り上げられたと思います。散歩がてらに是非,北海道大学文学部1階にある「書香の森」展示スペースに足をお運びください。札幌から,北緯43度線を辿って,トロントの街の賑わい,そして人々の情動を味わいにいらしてください。
参考 書香の森ウェブサイト https://www.let.hokudai.ac.jp/book
「北海道の山岳研究2025」開催のお知らせ
地球温暖化が進行する中、山岳環境や極域環境にも深刻な変化が現れています。本研究集会では、北海道の山岳地帯を中心とした環境変化について最先端の研究成果を共有します。第一部では、北海道の山における環境変化について広範なテーマの一般発表を実施します。第二部では、大雪山系と日高山脈の環境変化、また登山道研究の最前線についての招待講演を予定しています。
この機会に、身近な山岳環境から地球全体の変化を見つめ、現状を知るとともに未来への理解を深めてみませんか?皆様のご参加を心よりお待ちしております。
北海道の山岳研究 −日本国内の極域環境変化−
日時: 2025年3月1日(土)9:20〜17:30
場所: 北海道大学・地球環境科学研究院講堂
参加無料・会場参加にも事前登録が必要です。
発表者(所属) 発表題目
9:00 開場
第一部 一般研究発表会(会場開催のみ)
9:10 曽根敏雄 前説(発表15分/質疑応答5分)
9:20 渡辺隼生(北大・環境院・修士) 羊蹄山山頂部における地
温・気温の特性
9:40 猪又雅史(北大・環境院・修士) 登山道浸食の監視に関わるSfM技術の応用
10:00 山口裕志(北大・環境院・修士) 風穴による特異的な環境が植生の多様性に及ぼす影響
10:20 亀田貴雄 (北見工大・教授)
大雪山系雪壁雪渓の1964年以降の52年間の質量収支変動,気候感度および将来予測
10:40 休憩
11:00 助野実樹郎((株)北海道技術コンサルタント・副技師長)
永久方形区による大雪山小泉岳の高山植生モニタリング
11:20 渡辺康之(日本鱗翅学会・評議員) 大雪山の高山性昆虫とその辿った道
11:40 中川博之(ノーザン クリフ フロラ研究所)
"北海道産エゾイトイを約100年ぶりに確認する -小泉英雄の軌跡-"
12:00 高橋伸幸(北海学園大学名誉教授) アポイ岳における気温特性
12:25 13:20 昼食(お弁当をご持参ください。)
第二部 招待講演会(ハイブリッド開催)
13:20 石川 守 開会の辞 北大・地球環境・准教授
発表35/50分・質疑応答10分
13:25 曽根敏雄(氷河・雪氷圏環境研究舎) 衰退する大雪山の永久凍土
14:10 佐藤 謙(北海学園大学名誉教授) アポイ岳における高山植物群落の減少と再生策の検討
14:55 休憩
15:05 愛甲哲也(北大・農学研究院・教授) 北海道の山岳地の管理における課題と登山者の協力
15:50 小休憩
15:55 渡辺悌二(北大・地球環境・教授) 登山道研究の過去・現在・未来
16:55 17:00 小休憩
17:00 17:30 総合討論
岩花 剛 閉会の辞
参加は無料ですが、2月28日までに事前登録が必要です。未登録の場合には会場に入場できません。
登録フォーム https://alaska.zoom.us/meeting/register/ZBYNxPOFRk-2N_okmGjUFw[/url]
主催:岩花剛(アラスカ大、北大北極センター)・曽根敏雄(氷河・雪氷環境圏環境研究舎)・石川守(北大地球環境)
後援:日本雪氷学会北海道支部/北海道地理学会/北海道大学北極域研究センター/氷河・雪氷圏環境研究舎
連絡先:岩花剛(giwahana*alaska.edu)
*を@に変更して下さい。
北海道地理学会主催 講演会のご案内
北海道地理学会では、外国研究者2名をお迎えして、山岳地理学や植生生態学に関する講演会(使用言語は英語のみとなります)を以下の日時で行います。ご興味関心のある方は、ご来場いただきますよろしくお願い申し上げます。
1 日時 2024年11月9日(土)13:00〜15:30
2 場所 北海学園大学7号館D31教室
7th Building, Room D31, Hokkai Gakuen University, 13:00 - Sat., Nov. 9th
3 入場無料
4 講演者
Nepal: 50 Years of Climate, Cultural, and Landscape Change Research and Project Implementation
アルトン C. バイヤース Alton C. Byers (コロラド大学 極地高山研究所,シニア研究員)
The Surprising Botany of Nepal's Melting Glaciers
エリザベス A. バイヤース Elizabeth A. Byers(ウエスト・バージニア州立環境保護局,シニア研究員)
講演者略歴
アルトン C. バイヤース:
山岳地理学者(高山生態系,気候変動,氷河災害,統合的保全・開発プログラム)および登山家。
サガルマータ国立公園における景観変化,土壌浸食,植生動態を研究し,コロラド大学で博士号(1987年)を取得。
1990年にマウンテン・インスティテュート(TMI)で環境アドバイザーに就任。
2015年,コロラド大学ボルダー校の極地・高山研究所(INSTAAR)にシニア・リサーチ・アソシエイト兼教員として加わる。
ヒマラヤ,アンデス,アパラチア,ロッキー山脈でさまざまな研究,執筆,教育プロジェクトに取り組んでいる。
その功績が認められ,エドモンド・ヒラリー卿山岳遺産メダル,アメリカン・アルパイン・クラブ自然保護賞デビッド・ブラウワー賞,アメリカ地理学者協会・特別キャリア賞,などを授与。
教科書『Mountain Geography: Human and Physical Dimensions』の共編者。
エリザベス A. バイヤース:
アメリカ,ウェストバージニア州環境保護局流域アセスメント課に勤務。
環境保護局において,2022年初頭にウェストバージニア州の法律となるアセスメントツールの作成と導入に携わる。
ヒマラヤ,東アフリカ大地溝帯,アンデス,ロッキー山脈,アパラチア山脈などで湿原や高山の植生生態学,自然遺産生態学,水文学,自然保護論にかかわる調査を実施。
2000年に,アップル&アンドロイド端末用の電子書籍(モバイル植物同定ガイドアプリ)「Wildflowers of Mount Everest」をリリースした。
生態学的研究に加え,「氷河湖のリスク評価と修復」プロジェクトにも参加している。
※ 定員に達しましたので、申込受付は終了しました。
2024年度北海道地理学会秋季大会のお知らせ
エクスカーション(徒歩)「アンパン道路・その周辺の歴史と地形を歩く」
期日:2024年10月20日(日) 9:25〜11:30 少雨決行
集合 9:25 地下鉄東豊線 月寒中央駅 1番出口地上付近
解散 11:30頃 地下鉄南北線南平岸駅
案内者 和田 哲(街歩き研究家)
1972年札幌市生まれ、日本大学法学部卒業後、広告代理店や地元情報誌「O . tone」編集者を経て独立。古地図や古写真から札幌の歴史をひもとき、雑誌連載やYouTube、テレビ、ラジオ番組や講演活動などで発信している。2015年にNHK「ブラタモリ」で案内役を務めた。著書は『古地図と歩く札幌圏』シリーズ(あたる出版/2020年〜)。2024年11月7日に全国中学校社会科教育研究会北海道大会(ホテルライフォート)にて記念講演の予定。
今回の徒歩巡検は、街歩き研究家である和田哲を案内役に迎え、旧月寒村と旧平岸村の確執、アンパン道路、周辺の地形(高低差)を観察しながら解説していきます。ただ、行程は、起伏に富み、途中1か所(月寒公園)の休憩しかありませんので、その点には十分留意願います。
コース(予定):地下鉄東豊線月寒中央駅・集合→ 豊平町役場跡 → 望月寒川 → 月寒公園 → 羊が丘通→ HTB跡地 → 平岸高台公園 → 地下鉄南北線南平岸駅・解散
※案内場所(終了時間)は、事情により変更となる場合があります。
共 催:札幌地理サークル,北海道高等学校地理教育研究会,北海道(札幌)教育地図研究会
参加費:なし
参加定員/締切:20名 10月4日(金)18時まで(締切前でも定員になり次第締め切ります)
参加申込:
定員に達しましたので、申込受付は終了しました。
問い合わせ先:北海道地理学会集会委員会 菊地 達夫(北翔大学)
E-mail:chiri*hokusho-u.ac.jp(*を@に変えて下さい)
*2025年度春季大会予告 6月28日(土)かでる2・7 午前/春季大会
午後/人文地理学会との共催(特別例会) 29日(日)エクスカーション