北海道地理学会主催 講演会のご案内
北海道地理学会では、外国研究者2名をお迎えして、山岳地理学や植生生態学に関する講演会(使用言語は英語のみとなります)を以下の日時で行います。ご興味関心のある方は、ご来場いただきますよろしくお願い申し上げます。
1 日時 2024年11月9日(土)13:00〜15:30
2 場所 北海学園大学7号館D31教室
7th Building, Room D31, Hokkai Gakuen University, 13:00 - Sat., Nov. 9th
3 入場無料
4 講演者
Nepal: 50 Years of Climate, Cultural, and Landscape Change Research and Project Implementation
アルトン C. バイヤース Alton C. Byers (コロラド大学 極地高山研究所,シニア研究員)
The Surprising Botany of Nepal's Melting Glaciers
エリザベス A. バイヤース Elizabeth A. Byers(ウエスト・バージニア州立環境保護局,シニア研究員)
講演者略歴
アルトン C. バイヤース:
山岳地理学者(高山生態系,気候変動,氷河災害,統合的保全・開発プログラム)および登山家。
サガルマータ国立公園における景観変化,土壌浸食,植生動態を研究し,コロラド大学で博士号(1987年)を取得。
1990年にマウンテン・インスティテュート(TMI)で環境アドバイザーに就任。
2015年,コロラド大学ボルダー校の極地・高山研究所(INSTAAR)にシニア・リサーチ・アソシエイト兼教員として加わる。
ヒマラヤ,アンデス,アパラチア,ロッキー山脈でさまざまな研究,執筆,教育プロジェクトに取り組んでいる。
その功績が認められ,エドモンド・ヒラリー卿山岳遺産メダル,アメリカン・アルパイン・クラブ自然保護賞デビッド・ブラウワー賞,アメリカ地理学者協会・特別キャリア賞,などを授与。
教科書『Mountain Geography: Human and Physical Dimensions』の共編者。
エリザベス A. バイヤース:
アメリカ,ウェストバージニア州環境保護局流域アセスメント課に勤務。
環境保護局において,2022年初頭にウェストバージニア州の法律となるアセスメントツールの作成と導入に携わる。
ヒマラヤ,東アフリカ大地溝帯,アンデス,ロッキー山脈,アパラチア山脈などで湿原や高山の植生生態学,自然遺産生態学,水文学,自然保護論にかかわる調査を実施。
2000年に,アップル&アンドロイド端末用の電子書籍(モバイル植物同定ガイドアプリ)「Wildflowers of Mount Everest」をリリースした。
生態学的研究に加え,「氷河湖のリスク評価と修復」プロジェクトにも参加している。
※ 定員に達しましたので、申込受付は終了しました。
2024年度北海道地理学会秋季大会のお知らせ
エクスカーション(徒歩)「アンパン道路・その周辺の歴史と地形を歩く」
期日:2024年10月20日(日) 9:25〜11:30 少雨決行
集合 9:25 地下鉄東豊線 月寒中央駅 1番出口地上付近
解散 11:30頃 地下鉄南北線南平岸駅
案内者 和田 哲(街歩き研究家)
1972年札幌市生まれ、日本大学法学部卒業後、広告代理店や地元情報誌「O . tone」編集者を経て独立。古地図や古写真から札幌の歴史をひもとき、雑誌連載やYouTube、テレビ、ラジオ番組や講演活動などで発信している。2015年にNHK「ブラタモリ」で案内役を務めた。著書は『古地図と歩く札幌圏』シリーズ(あたる出版/2020年〜)。2024年11月7日に全国中学校社会科教育研究会北海道大会(ホテルライフォート)にて記念講演の予定。
今回の徒歩巡検は、街歩き研究家である和田哲を案内役に迎え、旧月寒村と旧平岸村の確執、アンパン道路、周辺の地形(高低差)を観察しながら解説していきます。ただ、行程は、起伏に富み、途中1か所(月寒公園)の休憩しかありませんので、その点には十分留意願います。
コース(予定):地下鉄東豊線月寒中央駅・集合→ 豊平町役場跡 → 望月寒川 → 月寒公園 → 羊が丘通→ HTB跡地 → 平岸高台公園 → 地下鉄南北線南平岸駅・解散
※案内場所(終了時間)は、事情により変更となる場合があります。
共 催:札幌地理サークル,北海道高等学校地理教育研究会,北海道(札幌)教育地図研究会
参加費:なし
参加定員/締切:20名 10月4日(金)18時まで(締切前でも定員になり次第締め切ります)
参加申込:
定員に達しましたので、申込受付は終了しました。
問い合わせ先:北海道地理学会集会委員会 菊地 達夫(北翔大学)
E-mail:chiri*hokusho-u.ac.jp(*を@に変えて下さい)
*2025年度春季大会予告 6月28日(土)かでる2・7 午前/春季大会
午後/人文地理学会との共催(特別例会) 29日(日)エクスカーション
2024年度 北海道地理学会 春季大会および総会のお知らせ(第2報)
共催:札幌地理サークル、北海道高等学校地理教育研究会、北海道教育地図研究会
北海道地理学会 2024年度春季大会 参加申し込み(締切6月14日(金)18:00)
● 大会参加申し込みフォーム(ここをクリック)
日時 2024年6月23日(日)9:30〜17:00
会場 北海学園大学 AV4番教室
形式 ハイブリッド開催
受付(開場):9:30〜 (オンライン入室可 9:45〜)
プログラム:
午前:一般研究発表(10:00〜12:00)発表15分 質疑応答4分 調整1分
10:00〜10:20 札幌市中心部におけるシェアサイクルポートの立地特性:栗城亮大(東京都立大学・学部生)
10:20〜10:40 夕張市における石勝線夕張支線廃止の経緯と利便性の変化:森智浩(東京都立大学)
10:40〜11:00 道内を中心とした交通モビリティ拠点整備の実情とその課題:武田泉(北海道教育大学札幌校)
11:00〜11:20 Mapping Earth Hummocks in the Daisetsuzan National Park, Japan by UAV:Yu MENG (Hokkaido University), Teiji WATANABE (Hokkaido University), Yusuke KOBAYASHI, Ting WANG (Hokkaido University) Yuichi S. HAYAKAWA (Hokkaido University)
11:20〜11:40 UAVマッピングの手法によるナキウサギ生息地の地形的特徴の3次元解析:大雪山国立公園東ヌプカウシヌプリの事例:王婷(北海道大学),渡辺悌二(北海道大学),澤田結基(福山市立大学),早川裕一(北海道大学)
11:40〜12:00 北海道,大雪山国立公園南部地域のエゾナキウサギの行動と公園利用者の関係:渡辺悌二(北海道大学),王婷(北海道大学),澤田結基(福山市立大学),ファティマ・チャウドハリー(北海道大学・院),山本健太(北海道大学・院)
昼休み(12:00〜13:30)オンライン入室可 13:15〜)
午後:一般研究発表(13:30〜14:30)発表15分 質疑応答4分 調整1分
13:30〜13:50 踏圧と接地用具による登山道の変形過程:早川裕一(北大・地球環境科学研究院)・ゴメス クリストファー(神戸大学)・渡辺悌二・王婷(北大・地球環境科学研究院)・小林勇介・猪又雅史・坂井友哉・今川知美(北大・環境科学院)
13:50〜14:10 人流と登山道地形との関係:藻岩山を例に:猪又雅史(北海道大学大学院),早川裕弌(北海道大学)
14:10〜14:30 石狩湾新港地域におけるDC・洋上風力発電誘致の動向:菊地達夫(北翔大学)
講演会(14:45〜16:15)講師紹介5分 講演75分 質疑応答10分
山内正明(元藤女子中高校教諭/元札幌地理サークル代表)
「地名を糸口にした地域誌の試み」(『さっぽろ歴史&地理さんぽ』出版記念講演)
総会(講演会終了後)
【 問い合わせ先 】
〒069−8511 江別市文京台23番地 研究室直通 011−387−3957
菊地達夫(北翔大学/集会委員)
E-mail:chiri(at)hokusho-u.ac.jp
(at)は@に置き換え願います。
2024年度 北海道地理学会 春季大会および総会のお知らせ(第1報)
注意>発表できるのは北海道地理学会の会員のみです。
共催:札幌地理サークル、北海道高等学校地理教育研究会、北海道教育地図研究会
日時 2024年6月23日(日)午前・午後
会場 北海学園大学 AV4番教室
形式 ハイブリッド開催
午前:一般研究発表
昼休み
午後:講演会(『さっぽろ歴史&地理さんぽ』出版記念)
山内正明(元藤女子中高校教諭/元札幌地理サークル代表)
「地名を糸口にした地域誌の試み)」
終了後〜 :総会
<研究発表申し込み/会場またはオンライン発表>
1人の発表時間は15分,質疑は5分の予定です。
*応募多数の場合、発表時間等(午後の時間帯となることがあります)について調整をお願いすることがあります。発表ご希望の方は下記フォームでお申し込み下さい。
北海道地理学会 2024年度春季大会 発表申し込み(締切5月17日(金)18:00)
● 発表申し込みフォーム(ここをクリック)
<大会参加申し込み/会場またはオンライン参加>
参加ご希望の方は下記フォームでお申し込み下さい。
北海道地理学会 2024年度春季大会 参加申し込み(締切6月14日(金)18:00)
● 大会参加申し込みフォーム(ここをクリック)
ご不明な点があれば,北海道地理学会集会委員会にご連絡ください。
【 問い合わせ先 】
〒069−8511 江別市文京台23番地 研究室直通 011−387−3957
菊地達夫(北翔大学/集会委員)
E-mail: chiri(at)hokusho-u.ac.jp (at)は@に置き換え願います。
研究発表会のお知らせ「北海道の山岳研究 -日本国内の極域環境変化-」
近年地球温暖化とか気候変動という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。永久凍土の融解や氷河の後退など、世界では色々な例が報告されています。それでは実際に日本ではどのようなことが生じているのでしょうか。山岳地域は環境変化が表れやすいと考えられている地域のひとつです。そこで日本最北の地にある北海道の山岳地域を対象にした一般向けの研究発表会を企画しました。動植物をはじめとする広い分野の研究成果を聞くことが出来ます。
日時;2024年3月2日 9;20-17;40
場所;北海道大学低温科学研究所 講堂(札幌市北区北19条西8丁目)
主催:岩花剛(北大・アラスカ大)・白岩孝行(北大)・曽根敏雄(氷河・雪氷圏環境研究舎)
後援:日本雪氷学会北海道支部、北海道地理学会、北海道大学北極域研究センター、(NPO)氷河・雪氷圏環境研究舎
参加登録:https://alaska.zoom.us/meeting/register/tZYqdemrrjMvGNZ-vGy1piwdrXqWRaHpLbue
参加無料ですが、参加には事前登録が必要です。未登録者は入場できません。
第二部招待講演(13;15-)については、WEB配信を行います。
連絡先:giwahana@alaska.edu 岩花剛(北大・アラスカ大)
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講演会プログラム
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<第1部 一般研究発表会>
9:20‐9:30 開会の辞
9:30‐9:50 崎山智樹(北大・環境院)気候変動下におけるナキウサギの分布の変化
9:50-10:10 小林悠佳(北大・北方フィールド)気候変動下の大雪山において減少・増加している植物にはどんな特徴があるのか?−高山植物の地下部に着目して−
10:20-10:40 小林勇介(北大・環境院)大雪山の登山道と今後の管理体制 ―2014年から2023年のモニタリング結果から―
10:40-11:00 岩花 剛(アラスカ大学・北大)大雪山系の地表面変動
休憩
11:10-11:30 大野 浩(北見工大)知床山岳域における気象観測・永久凍土探査
11:30-11:50 白岩孝行(北大・低温研)羊蹄山山頂における地温観測結果と周氷河環境
11:50-12:10 曽根敏雄(氷河・雪氷圏環境研究舎)大雪山における周氷河地形
12:10-12:30 石川 守(北大・環境院)大雪山永久凍土帯における淘汰構造土
<第2部 招待講演会(WEB配信あり)>
13:15-13:25 第2部開会の辞
13:25-14:15 工藤 岳(北大・環境院・准教授)雪解け傾度が作り出す高山生態系の生物多様性:大雪山の研究例
14:15-14:55 渡辺康之(日本鱗翅学会・評議員)大雪山の高山性昆虫
休憩
15:10-15:50 佐藤 謙(北海学園大・名誉教授)日高山脈の植物学的特徴
15:50-16:50 高橋伸幸(北海学園大・教授)大雪山の崩壊地形と氷河地形
休憩
17:00-17:30 総合討論
閉会の辞